塾講師が勧める学習法まとめ:高校国語知識編

●漢字
基本的に書いて覚える。一冊を何周も学習する。2〜3周か回したら書けないものにチェックし、書けないもののみを繰り返す。
漢字の学習は語彙の学習にもなる。特に国語が苦手な場合、知らない熟語が出てきたならば漢字の練習をするだけでなく意味を調べ、用法を調べ、使える語彙にする必要がある。

上級入試漢字
・広くおすすめできる。
・最難関校受験対策として必要十分な内容。
同音異義語、四字熟語なども必要なだけ学習できる。難易度は常識的。
・洗練されたデザインで、赤シートを用いた学習が可能。逆に解答隠しを自作することは難しく、難読語・四字熟語の書きなどは学習しにくい。

必修漢字1200選
・漢字、日本語が好きな人にはおすすめできる。
・最難関校受験対策として必要十分か必要以上の内容。
・難易度は高いが、同音異義語故事成語、ことわざ、三・四字熟語なども学習できる。レベルの高い語彙を学べる。常用漢字表なども付いており便利(?)。
・下部に解答があり赤シートで隠せるわけでもないため解答隠しを自作する必要がある。
・不適切な例文があり単純に文意がわからず解答を書けない場合がある。

●語彙
語彙に自信のない場合、出てきた語句の意味は最低限調べ、ノートやカードに例文を写す(出典も記し、再び当たれるように)。

文学史
出題数が多くなく、日本文学に興味がないとなかなか定着しないので、受験生としては問題だけ解いてキーワードで覚える、あるいは捨てる、といった選択肢も考えるべき。

原色 新日本文学史
・流れをつかむのに適している。情報量が多く速習には向いていない。

原色シグマ新国語便覧
・流れをつかむのに適した参考書ではないが、国語全般に関して情報量が多く、辞書代わりに手元に欲しい。

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